パレスホテル・サンフランシスコ Starwood a Luxury Collection Hotel 宿泊記

サンフランシスコ国際空港に到着した後は、UberXで本日のお宿、Palace Hotel, a Luxury Collection Hotel, San Franciscoへ。配車依頼後程なくやって来た運転手はイエメン出身のおっさん。英語が若干怪しいものの、テンション高めのナイスなドライバーでした。

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知り合いが一時期イエメンのサナアで沈没していたり、ジャカルタにはイエメンのフラッグキャリアーイエメニアが就航していたりした関係で、一般的な日本人よりイエメン知識のあるわたくし。

「ぬおー、なんでお前イエメニア知ってるー、アメリカ人だって知ってる人いないよー!!!」みたいな感じでわーわー盛り上がっていたら、あっという間にサンフランシスコダウンタウンのパレスホテルに到着です。所要約25分、USD25で到着です。事前の想定より安かった&ナイスなドライバーだったのでささやかながらチップを渡し、ホテルに乗り込みます。

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Palace Hotel San Francisco チェックイン

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1875年創業のこのホテル、オリジナルの建物は1906年のサンフランシスコ地震に伴う火災で焼失してしまいましたが、1909年に再建された現在の建物も十分に威厳ある外観です。翻る星条旗も米国気分を高めてくれます。

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ベルボーイに荷物を預け、まずはチェックインへ。12:00頃の到着だったため、チェックインカウンターはガラガラ。笑顔の素敵なヒスパニック系の女性スタッフが担当してくれました。

「あらーMr.Ebi お待ちしてましたー!もうナイスなお部屋がご用意出来てますよ。すぐにルームキーをご用意しますのでお待ち下さいね♪」

今回は、SPGプラチナ資格の50泊特典ーSuite Night Awardsを使わせてもらいました。到着一週間くらい前にアップグレードがFIXされ、余裕綽々の到着です。

アジアのホテルの場合、リクエストを入れなくてもスイートにアップグレードされる事が多い(1-King Bed Roomの場合。ツインにすると著しく確度が落ちます)のですが、米国の場合はそうもいかんだろ…ということで、ここぞとばかりに行使してみました。

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スムーズにアサインされた客室は326号室。レトロなエレベーターに乗り3階へと上がると、客室階の廊下も趣のある雰囲気です。元々の建物がもつ特色を十分に生かしつつ、綺麗にリノベーションが施されています。同行のベルボーイ曰く2015年に完全改装を行ったのだとか。ゴテゴテのクラシックホテルだと少し息苦しく感じてしまう私には丁度良い具合です。

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なお、レトロなエレベーターは同時にスローリーでもありますので、混雑時にはなかなかやってきません。階段でのアクセスもまたをかしですので、滞在中は結構階段で上り下りしていました。

 

 

Palace Hotel San Francisco 1ベッドスイートルーム

客室面積は目算で50平米くらいでしょうか。リビングルームとベッドルームがちょうど半々くらいの割合いで区切られていますので、狭すぎず、広すぎず、居心地の良い空間にまとまっています。

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ドアを開くと短い廊下を経てリビングルームに。ちょっとした打合せもできそうなテーブルセットとソファ、執務机が設えられています。あまり語ると造詣が深くないことがバレますが、コンテンポラリーUSスタイルといった趣で、なんとなく落ち着ける空間です。

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ベッドルームはこんな具合。ベッドの寝心地は言わずもがなですが、特筆すべきはリネンのクオリティです。非常に高番手ものを使っており、肌触りが秀逸です。お一人様宿泊なので、思う存分堪能させてもらいました。

改装した際に、ベッドサイドへのAC電源も抜かりなく設置されています。寝ながらスマートフォンを充電できるのは嬉しいものです。

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角部屋の隅っこ部分からの眺めはこんな感じ。サンフランシスコの目抜き通りであるMarket Streetに接するブロックの裏側ですので、整然としたダウンタウンの光景が広がります。とはいうものの、深夜になって人通りが途絶えると結構怖い雰囲気。深夜3時頃には1時間くらいの間シャウト系の徘徊者が出現し、さながらゾンビ映画のオープニングの様相を呈していました。殺伐とした環境音がもろに聞こえてくるのは、低層階の泣き所です。

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ベッドルーム・リビングルームに空間をたっぷり割り当てているしわ寄せはバスルームに来ています。残念ながらバスタブはありません。シャワールームのみです。

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ただ、シンクは大理石張り、トイレもTOTOのウォシュレット採用と、手抜かりはない仕様です。

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非常に使い心地がよかったのは、このバスアメニティ。ぜひ大容量タイプを自宅用に買いたくなってしまい、Teppeiさんいうところのジェットセッターマーケティングに見事にハマっている感じです。

 

 

Palace Hotel San Francisco GC Lounge & 朝食

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このホテルの最大の見所と言ってよい、GC lounge。格調高い吹き抜け空間に、ダイニングルームとティールーム&バーが同居しています。

SPGプラチナ特典のウェルカムアメニティは、500スターポイントかコンチネンタルブレックファストからの選択。こんな素敵な空間で朝食をいただかない手はないということで、迷わず後者をチョイスです。

アジアのホテルでは、コンチネンタルブレックファストといいつつ、なし崩し的に通常の朝食ビュッフェに案内されることが殆どですが、ここではストリクトに運用されています。

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とはいうものの、個別配膳のコンチネンタルブレックファストが用意されているのではなく、ビュッフェ台の両側にあるコーナーから自由に取ってね、という形式でした。

ビュッフェ台の真ん中部分にはハム、卵等の温かい料理が並べられており、ここから料理を取りたい場合は、差額支払いでアメリカンブレックファーストにも変更できるようです。今回は時差ボケもあり、コンチネンタルで十分です。

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コールドカット各種のクオリティは流石。フルーツも良いものを入れています。米国の食材は、素材としての品質は結構高いと思っています。こうやって、極力手を加えない料理の方が、満足度たかいですねー。ペストリーのくるみデニッシュもどこか懐かしい味わいで楽しめます。

 

Palace Hotel San Franciscoのサービス

アメリカのサービス業というと、無愛想、いい加減、雑、カスタマーセントリックでないというイメージが先行します。しかし、ことこのホテルのように「ちゃんとした所」では上質なサービスが提供されています。

ロビーやテーブルの回りをひらりひらりと飛び回る彼(彼女)らの身のこなしは一様にエレガント。顔ぶれを見るとヒスパニックやアジア系のニューカマーも多いのですが、クオリティに大きなブレはありません。教育・研修がしっかりしているのでしょう。チップ文化も、こういった領域においては良い方向に作用しているようにも見受けられます。

フレンドリーながら押しつけがましくならないゲストとの適切な距離感、シーン毎の絶妙な表情の使い分けには、自称世界一のおもてなし国家である我が国のサービス業も、学ぶべき所が多いと思います。

 

 

Palace Hotel San Francisco 滞在のまとめ

日程の都合上1泊だけの宿泊である事が残念に思える、ハード・ソフトともに充実の滞在でした。「でも、お高いんでしょう」とお考えの方も多いかもしれませんが、今回の宿泊料金はUSD300++/泊を切っています。

日本円で3万円ちょいちょいというのは、ここ最近レートが高騰している割に全くぱっとしない恵比寿のウェスティンと同等かそれ以下の料金です。コストパフォーマンスは非常に高いですし、サンフランシスコの「ちゃんとしたホテル」の中では割安な部類に入ると思われます。

そうそう頻繁に訪れる機会はなさそうですが、是非、再訪したいホテルです。

Palace Hotel, a Luxury Collection Hotel, San Francisco
2 New Montgomery St, San Francisco, CA 94105


総合 ★★★★★
客室 ★★★★★
サービス ★★★★★
立地 ★★★★☆
ダイニング ★★★★☆
コストパフォーマンス ★★★★★

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