やっと出稼ぎが終わったので、インドネシアを出国。文明的なクアラルンプールにやってきました!いやはや、何もかもが素晴らしく見えますね。国民をちゃんと教育するというのは本当に大切なことだと思います。
クアラルンプール国際空港到着後、普段はKLIA Expressで都心に向かうのですが、昨年末に電車の運賃が大幅値上げになった(RM35→RM55)とのこと。
これじゃータクシーとあまり変わらないよね〜、でもクアラルンプールのタクシーって車がボロいから嫌なんだよなー。とUberの料金を調べてみると…
KLIAからクアラルンプール都心への料金は、均一料金でRM75(別途高速道路料金が必要)とのこと。KLIA ExpressとRM20差かつ、今回は40kgクラスの大荷物。Uberの利用価値大!と考え、利用してみました。
到着後、入国審査ブース直前にあるSIM売場でLTEのSIMを購入し、早速Uberアプリを起動させます。
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クアラルンプール国際空港(KLIA)からのUber乗車法
到着ロビーを出たら、タクシー乗り場を越え、道路の中州的な部分に移動します。ここは一般車用の送迎場所ですが、私が利用した時間帯(15時頃)の時点では複数のUberX運転手が、ここで待機していました。
目的地を入力し、配車依頼をかけると、すぐに空車がみつかり配車完了。今回、私をLe Meridienまで送ってくれるのは、マレーシアの国産車メーカー「プロトン」のセダンのようです。アプリに表示されるナンバープレートをつけたプロトンを探すと、すぐに見つかりました。
今回お世話になった運転手&車
流暢な英語を話す、マレー系のお兄ちゃんでした。ちょっとやんちゃな外見とは裏腹に、なかなかの気遣い上手です。
お互いに挨拶をした後、発車するなり
「ガソリンが心許ないから、高速に入る前に給油しても良いですか」
と了承を求めてきます。もちろん!と返すと
「KLIAからのUberは均一料金なので、給油で少しストップしても、余計にお金はかかりません。何卒ご安心を!」
とのこと。また、ガソリンスタンドに入ると
「喉渇いてませんか?何かほしかったら言って下さいね。給油中に売店で買ってきますので」
とのパシリお使いオファーも。あいにく必要なかったので固辞しましたが、クアラルンプールの一般的なタクシー運転手とのエラい違いに、少々感動してしまいました。
その後も
「ひゃー、ジャカルタからご到着ですか。私も2週間前に友人を訪ねていったんですが、あそこは人間の住む場所じゃないですわ。カオスすぎ!渋滞酷すぎ!!」
など、ちょいちょい雑談しつつ、丁寧な運転でクルージング。
渋滞に巻き込まれることも無く、KL SentralのLeMeridienまでの所要時間は約50分でした。
マレーシアの国産車メーカー「プロトン」のPreveも問題ない乗り心地でした。シートベルトのバックルの位置と取り付け方に、詰めの甘さを感じましたが、Toyota Vios相当の仕上がりにはなっていると思います。変な中国車よりはずっとマシです。
クアラルンプール国際空港→KL Sentral間のUberX料金
均一料金RM75.00+高速料金RM12.90
合計RM87.90(日本円換算2,390円 2016/5/17時点)
でした。
走行距離が58.22kmと長いので、非常にリーズナブルな料金設定だと思います。
KLIA Expressとの比較でも、2名以上なら確実にUberXの方がおトクです。
1名の場合でも、十分に競争力の有る設定だと思います。特に、ホテルがKL Sentral駅前に無い場合は、KL Sentralからホテルまでのタクシー料金を考慮すると、UberXの方が安くなる場合も多いでしょう。
定時性に長けたKLIA Expressは、道路が混雑する通勤ラッシュ時には依然魅力的です。しかしながら、それ以外の場合で利用することは、今後無いだろうな〜というのが個人的な感想です。
ただ、UberXは需給関係によって料金が上がりますので、その場合はKLIA Expressや空港タクシーの利用も選択肢に入ってくると思います。
以下、余談ですが、今回のKLIA Expressの大幅値上げはちょっと如何なものかと。KLIA2への路線延伸により、乗客数が増加したので値上げして調整しよう!ということなのかもしれませんが、そうであれば増結して編成両数を増やしてほしいですよね。
折角多額の投資をして敷設した新線なのにも関わらず、こうやって利用者を減らす方向の施策を打つのは、環境対策という側面でも、宜しくないのでは無いかと思ってしまいます。
まとめ
クアラルンプール国際空港・KLIAから都心へのUberX移動は、非の打ち所がない感じでした。運転手・車によって若干のレベル差はあるでしょうが、料金設定もリーズナブルで、少なくとも、「損したなークソ!」という思いをすることはないと思います!