ANAの長距離ファーストクラスには初搭乗です。Etihad Guestの特典チャート設定ミス(?)で破格の6万マイル台で発券できたFクラス特典旅行。インプレッションをまとめました。今回の記事では、空港アクセスから搭乗までの部分を投稿します。
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ヒルトンお台場から成田空港へ
前日に東京で打合せがあったので、今回はヒルトンお台場に前泊。都心からはアクセスに若干の難有りなホテルですが、成田空港へはリムジンバスが運行されています。
今回は14:20発のスーパーキャビン充当便を予約したものの、やって来たのは古い貸切兼用車。予約が一杯で二台運行となった結果、ヒルトンには増車された方の車がやってきたようです。乗車時に銘板をチラ見した所、2003年式。大分くたびれた感じですが、この車に乗れるのはある意味貴重でありましょう。
続行便のため、途中の停留所はワシントンホテルを除いてスキップ。このあたりの臨機応変な運行は流石の東京空港交通クオリティです。高速に入った後も、キビキビとした走りで成田空港には約15分の早着。運行の安定感に関しても他社の追随を許しませんなー、Friendlyさんは。素晴らしいです。
成田空港第1ターミナル ANA SUITE CHECK-IN
トランクから荷物を受け取った後は、Aカウンターの奥にあるZカウンター「ANA SUITE CHECK-IN」へ。ファーストクラス搭乗客、ならびにANAダイヤモンドカウンター向けの専用チェックインカウンターです。スターアライアンスにあまり乗らない私には、結構アウェイな空間です笑
オンラインチェックインを済ませているので、既にモバイル搭乗券はゲットしているのですが、せっかくなので紙の搭乗券も欲しいところ。預け荷物もないのでそのまま専用セキュリティレーンに進めるのですが、お願いして発券してもらいました。
チェックイン完了した乗客がセキュリティーレーンに向かう度、深々としたお辞儀で送り出すのは日本クオリティです。ウェイティングエリアのソファ席で荷物を整理しているときに偶然遭遇したので、そっと写真を撮らせてもらいました。
なかなか印象的な光景ではありますが、混雑時は真面目にやってると謎のペコペコお辞儀マシーンと化してしまいそうです。そういえば、ANAのこのお辞儀スタイルに関し、ネットでは一時期「半島式だー!怪しからん!!」という論調がありましたね。最近あまり聞かないので、沈静化したのでしょうか。
専用セキュリティはさすがに快適。出国審査も自動化ゲート利用で待ち時間ゼロだったので、総所要時間3分くらいでコンコースまで出られました。このあたりのスムーズさは素晴らしいっす。
成田空港第1ターミナル ANA SUITE LOUNGE
ずらり並ぶANAやユナイテッドの飛行機を横目に、ラウンジへと向かいます。
ANA SUITE LOUNGEへの立ち寄りも、今回が初めてです。入口はビジネスクラスラウンジと共通で、受付時に左右の入口に振り分けられるスタイルになっています。
搭乗券を手渡し右手に進むと、待ち構えていた、感じの良いスタッフが席までエスコートしてくれます。席の希望を聞かれたので「適当な窓に近い席で〜」ということでリクエストした所、入って右手の窓際の区画に連れて行かれました。
ビジネスクラス用のANA LOUNGE同様、モノトーンでまとまっています。デザインの方向性はよく似通っていますが、木目調のパネルのや各種ファブリックの質感は上質です。統一感を損なうことなく、うまいこと差別化されているように見えます。
フードはこんな感じ。カナッペやらおつまみが置いてあるコーナーと、ハンバーガーやうどんを注文できるコーナーに分かれています。結構混んでいたので写真は取りづらい感じです。
適当にフルーツを盛り合わせ、トニックウォーターとともにいただきました。食べ頃を外さない、みずみずしいフルーツを使っています。一見どうでもよい系なアイテムであっても、一定以上のクオリティが保たれているのは好感度高いです。
一方、うどんコーナーから聞こえてくる番号札コールには閉口させられます。胴間声…とまではいきませんが、明らかに場のコンセプトとは異なった大声で、「番号札22番の方お待たせしましたー!!!」とやっています。ここだけ取り出してしまうと「目を閉じれば、そこはイオンのフードコート」という感じです。以前、ANAラウンジでも同じことを感じたのですが、まさかファーストクラスラウンジでも同様だとは…
キャセイパシフィック航空の各ラウンジでも使われている、ピカピカ光る(でも無音の)呼び出し機を調達することなど、飛ぶ鳥落とす勢いのANAにとっては訳もないことだと思うのですが。なぜ放置されているのか、理解に苦しみます。
また、乗客の顔ぶれをウォッチしていると、JALのそれと大きく異なるのが興味深い所です。日本の伝統的お父さん成分が濃厚に配合されているJALロイヤル顧客に対し、ANAロイヤル顧客の面々は総じて意識高い系な雰囲気。業界的には広告とかIT系でしょうか。年齢層的にも平均して10歳くらい若い印象です。
とはいうものの、大盛りカレー&ハンバーガーに「わんこシャンパン」を合わせるという光景が展開されていたり、ちょっと不思議な感じです。下戸な私が言うのもなんですが、それ、絶対合わないよね…
そうそう。ラウンジ入口近くにはJALの亀タグに相当する「ミリオンマイラープログラム」の各種タグが展示されていました。いかにもNippon Helicopterな柄ですが、所有欲をくすぐるものかと言われると、私的には微妙な所。製造工程の動画を流したり、かなり前のめりなんですが…もうちょっとどうにかならないものか、と思ってしまいます。
雰囲気は良いのですが、なんかツメの甘い感じが拭い去れないラウンジを後にし、ラウンジ下の54番ゲートに向かいます。
ANA NH008便 サンフランシスコ行き 搭乗
搭乗開始時刻ちょっと過ぎにゲートに到着した所、結構ワッショイワッショイしています。ゲートの様子を見るに、搭乗率はかなり高いようです。ここでもファーストクラス利用者とANAダイヤモンド会員は別枠になっているので、こちらに並ばせてもらいます。
程なくボーディングが開始され、機内へ。今日の搭乗機はこちら。ANAご自慢のB777-300ERです。ANA FIRST SQUAREと称する、最新型のファーストクラスシートが搭載されています。
大分長くなってしまったので、一旦切り、機内サービス編はまた明日。ボチボチ書いていきますので、ぜひまたお越しくださいませ。
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