ヴァージンアメリカ Virgin America VX942便 サンフランシスコ→ロサンゼルス 搭乗記

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サンフランシスコのナイスなホテルで一泊した後はロサンゼルスへと向かいます。振り返ってみても慌ただしい旅程です。今回の旅行の主目的であるAmtrakのCoast Starlight号はロサンゼルス発シアトル行き。サンフランシスコ近郊のオークランド駅からも乗車可能なのですが、せっかくであれば全区間通しで乗りたい!ということで、一旦南下するという酔狂なルーティングになっています笑

サンフランシスコからロサンゼルスへの移動はよりどりみどりなのですが、今回は以前から気になっていたVirgin Americaを利用してみました。公式サイトからオンライン予約し、同社のFFP(マイレージプログラム)であるElevateのゴールド資格もちゃっかりゲット満を持しての搭乗です。

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Virgin America VX942便 オンラインチェックイン

Check-in

出発24時間前になったところで、オンラインチェックインのリマインダーが送られてきました。早速取り組むと、相変わらずヴァージンらしい色づかいのチェックイン画面が表示されます。

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必要な情報を入力し、預け手荷物の個数等を選択すると、こんな感じでボーディングパスが表示されます。印刷して四つ折りにするとコンパクトになるよ!という説明書きがあったり、細かい所で凝っています。とはいうものの、当日空港で見た感じ、印刷したボーディングパスを持っている人は皆無。大体がiOSのWalletで表示させたモバイル搭乗券を読み取り機にかざしていました。

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そういえば、座席指定が予約時と変わっています。エコノミークラス最前列に設定されている”Main Cabin Select”の通路側座席に、自動的にアップグレードされたようです。ステイタスマッチでゲットした”Elevate Gold”が早速効果を発揮しています。ありがたやありがたや!

 

 

Virgin America VX942便 T2でのチェックイン〜搭乗開始

サンフランシスコ発が19:35とゆっくりめの時間帯だったので、ダウンタウンから空港への移動にはサンフランシスコの近郊鉄道「BART」を使ってみました。BARTでの空港アクセスに関しては別記事で取り上げますが、初めての利用ということで余裕を持って出発した所、サンフランシスコ国際空港Terminal2には出発2時間半前に到着してしまいました。いやー、なんとも模範的な旅行者ですねー。

同空港のTerminal2はこのヴァージンアメリカとアメリカン航空の共用ターミナル。こぢんまりとしているものの、全体にモダンなデザインでまとまっており、印象の良いターミナルです。

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ヴァージンアメリカのチェックインカウンターは、空港ターミナル出発ロビーの右手側。右半分全体がヴァージンアメリカのテリトリーになっています。

17時過ぎの到着でしたが、写真の通りガラガラでした。どこのカウンターに並んでも変わらない状態ですが、折角なのでレッドカーペットが引いてある、Elevate上級会員用カウンターでチェックインさせてもらいます。

担当は韓国系アメリカンとおぼしきお兄ちゃん。ラフな格好で、いかにもVirginグループといった感じの出で立ちですが、テキパキ系で仕事が速いです。今回はスーツケースを一個預けたのですが、目にもとまらぬ速さで搭乗券と荷物タグを発券し、プライオリティタグとともに貼り付けてくれました。良い旅になりそうで期待が高まります。

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ポートサイド側にはカフェ等時間の潰せる施設は全く無いので、早々にセキュリティチェックに進みます。ここも時間帯のせいか、がら空き。5分もかからずに通過し、エアーサイド側に出ることができました

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そういえば、米国の空港の発着案内板って時系列順ではなくて出発・到着地のアルファベット順での表示がデフォルトですよねー。これはこれで良いとは思うのですが、出発済みの便は表示を消してしまった方が分かりやすいのでは…と思ったり。

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とりあえずヴァージンアメリカの利用するゲート付近までやってきましたが、ごく普通の搭乗待合室で、快適に時間を潰せそうな感じはありません。

ヴァージンアメリカの泣き所は、ロサンゼルス国際空港以外に搭乗ラウンジを有していない所。なので、搭乗開始まで約1時間半、ターミナル内を徘徊することに。

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オーガニック食材を使ったデリがあったり、ヨガルームが完備されたりしているのが、米国西海岸って感じですね。感度の高いお客たまが多いのでしょう。私は全然感度高くないので、早めの夕食としてハンバーガーなんて食べちゃったり。

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食後の飲み物にコーヒーを付けると、チップ込みでUSD25ちょい。円高傾向にあるとはいえ、うーん…って感じです。

 

 

Virgin America VX942便 機内インテリア&サービス

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ハンバーガーを平らげつつ、ブログをポチポチ打っていたりしたら、もう搭乗時刻。Elevate Goldメンバーは優先搭乗の対象でもあるので、ゲートオープンと同時にいそいそと機内に乗り込みます。

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機内に入った瞬間、広がるのは妖艶な空間窓のシェードを全閉状態にした所にピンク&パープルのライティングがなされています。これはねー、ほんと妖しい感じです笑

今回アサインされた“Main Cabin Select”は前から三列目のバルクヘッド席。ファーストクラスとの間はダークグレイのアクリル板で仕切られています。これもVirgin特注仕様かと。いやー凝っていますねー。

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アクリル板の真ん中から下には個人用画面と、各種アメニティを収納する棚が付いています。ペットボトルを入れられるようなネットも付いており、非常によく考えられた設計です。

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イヤホンも、イヤーパッド部分を除いてすべからくドピンク。もう全体にこれでもかって感じですね。

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既に先客が居たため、シートの写真は撮れませんでしたが、公式サイトから画像を引用するとこんな感じ。レザー張りの薄型座席ですが、非常にフィット感が良く2-3時間くらいのフライトであれば余裕綽々です。夜行の大陸横断となるとちょっとしんどいかもですが、それでも米国内線の一般的な機材と比較すれば、明らかに快適でしょう。

カンクンからの到着便が遅延しているということで、定刻より20分ほど遅れてドアクローズ。超アメリカンサイズのお姉さん団体がドスドスハーハーしながら乗り込んできてちょっと気の毒でしたが、あのこぢんまりしたターミナルでの乗り継ぎで汗だくになってしまうとは…Super Size Meされ過ぎちゃっているのではないでしょうか。

プッシュバックが始まるや否や、名物のセイフティデモが開始。

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しかし、私の画面だけなぜかデモ映像が表示されず、ホーム画面のままになってしまっています。また、窓の日よけも多くの座席で下がったまま。デモの終了後巡回に来た客室乗務員も、基本的にはシートベルトの着用状況しかチェックしていない感じだったので、安全意識については今ひとつな印象です。特に窓の日よけは、ちゃんと上げないと緊急脱出時に危険な気もするのですが…2便目も同じような感じだったので、会社としてOKという判断なのでしょうが、ちょっと気になります。

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離陸ラッシュに巻き込まれ、遅延を拡大させながら離陸。窓から差し込んでくる夕日が、カラフルな機内に一層の彩りを加えます。

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離陸後、ベルト着用サインが消灯すると機内サービスが開始。といってもLCCに毛が生えたような感じなので、エコノミークラスに関しては有って無いようなものです笑

ファーストクラス&”Main Cabin Select”担当のパーサーは、長身の白人女性。整った顔立ちですが、どこか退廃的な雰囲気が漂っています。やはり米大手航空会社とはちょっと違った香りを感じます。

サービスは基本投げやり。やらされてる感ありありで、ファーストクラスの乗客に対しても同じようなスタンスです。ドリンクは、基本的には手持ちのクリスタルガイザーペットボトルをオファー。別のものを注文されたときのみ、ギャレーに戻って準備し、気怠そうに手渡すスタイル。地上係員が総じて好印象だったのとは対照的に、微妙なクルーを引き当ててしまいました。

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機内では有料のWi-Fi接続サービスも提供されています。有料プランに申し込まなくとも、エアマップに関しては問題なく表示できるようです。

 

 

Virgin America VX942便 到着〜荷物受け取り

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出発の遅れを引きずって、ロサンゼルス国際空港には約1時間遅れで到着。Terminal 3 に到着だったのですが、このターミナルがボロい!ヴァージンアメリカの他にはSpiritとJetblueが利用するターミナルなのですが、ハード自体が老朽化している所に加えてオーバーキャパシティ状態で、かなりカオスです。

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荷物受け取りのカルーセルも三箇所しかなく、一社当たりそれぞれ一箇所を割り当てて運用している状況。一方でLAXはヴァージンアメリカの拠点空港ですから、複数便が一気に到着します。結果全然荷物は出てこず…

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NemoPみたいなセンスのスーツケースが流れてくるなー、とか眺めながら、荷物受け取りまで45分くらい待ちました。うーん…プライオリティタグも何もあったもんじゃない笑

 

 

Virgin America VX942便 搭乗記 まとめ

機内に入るまではかなり好印象だったのですが、乗ってみると色々と粗が目立つ感じでした。

特にキャビンクルーはもうちょっとどうにかならないものかなー、と思います。買収された相手のアラスカ航空は、機内サービスにも定評ある会社なので、今後良い方向に変わっていくことを期待したいところです。

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