大韓航空 KE751便 ソウル仁川→名古屋 エコノミークラス搭乗記

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先日、この記事のコメント欄「写ってるのチリチリパーマばっかやん!」と、東南アジアの狂犬ことNemoPから突っ込まれましたが、やはり地方に行けば行くほどチリチリ度が高いです。

当社調べによると、チリチリ度とホスピタリティ(お節介度)は比例する傾向にあるので、不慣れな土地でのチリチリKBBAは大変頼りになります。地元のバス情報とか、美味い店とか、よく知ってますからね。

たまに方言が強くて何言ってるのかよく分かりませんが、勝手に一人でしゃべってガハハハハって感じなので、眺めているだけで面白いです。ある意味アウトプット至上主義。一方、相手にどのように受容されているのかに関しては、致命的なまでに鈍感なので、とても幸せそうで良いことだと思います。

オバチャンには各国のお国柄が良く出ます。同じ中年でも、おっさんは比較的一定の範囲内に収れんしている印象です。こういう古典的なKBBAがひっそり生息する山間部に、金太郎飴のような「SMART化」が伝播してこないことを切に願う限りです。

さて、そんなアジュンマパーマ観察の旅を終え、帰国です。丸3日路線バスに揺られた後で疲れていたことも有り、写真少なめです…。

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フォーポイント裏の食堂で微妙なカルグクス

ソウルでの宿泊は例によってFourpoints By Sheraton Seoul Namsanだったので、出発前にホテル裏の食堂街で腹ごしらえ。

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トラディショナル・オープンキッチンスタイルのお店です。

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韓国の旅〆の一食はカルグクス(6,000W)。釜山だと最安2,500Wのカルグクスですが、やはり韓国の最先端を走るスマートな首都は違いますね〜。こんな店構えにもかかわらず、同じような料理の価格が釜山の2倍以上です。

ちなみにこんなエクスクルーシブな値付けであるにもかかわらず、麺は手打ちでありませんでした。スープの味も特筆するほどでなく。最後の最後にきて微妙なのをひいてしまったようです。トホホ。

 

空港鉄道AREXで仁川国際空港へ

15分ほど歩いて空港鉄道ソウル駅へ。今回も都心空港ターミナルでインタウンチェックインを行います。

例によってインタウンチェックインのカウンターはガラガラ。待ち時間ほぼ0で搭乗手続きが可能です。

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一方、チェックイン係員の接客態度は相変わらず。全てSwissportが受託しているようなのですが、職場環境が劣悪なのか総じて皆さんキレ気味です。韓国のサービス業自体、クオリティのバラツキがひどく、ロシアンルーレット(しかも割と分が悪いやつ)的なところがあります。しかし、ここのチェックイン係はそういった風土を差し引いてもひどい水準。SKY PRIORITYもちゃんと運用していないし、委託元がきっちりクオリティチェックすべきでしょう。

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チェックインカウンターでゲットした搭乗券を提示して出国手続きを済ませ、直通列車が発着するホームに向かいます。改札口脇にラウンジと称する空間がありますが、ただの微妙な待合室です。色々構想ばかりが膨らみ、腰折れしてしまった様が方々に見受けられます。

空港鉄道AREX直通列車の車内の様子はこちらの記事で紹介していますが、前回と比較して変化があったのは無料WiFiのインターフェイス。

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以前は、繋がるや否やのっけからハングル表記で、この表音文字を解さない人はどうしたものかわからん!という感じだったのですが、ちゃんと端末の言語設定を読み込む仕様に変更されたようです。

日本語のフォントもまともですし、一般に韓日翻訳で破綻しがちな謙譲表現に関しても、正しく和訳されています。個人的には「無料で超高速Wi-Fiを利用させてあげます!!!」みたいな香ばしい和文も大好物なのですが…

接続スピードもまずまずで、特に仁川到着後車内で情報収集したい観光客にとっては利用価値の高いサービスだといえるでしょう。

 

仁川空港到着→大韓航空KE751便搭乗

空港駅到着後は、都心空港ターミナル利用者専用のセキュリティチェック、出国審査場を利用しスムーズにコンコースへ。ここの行列をスルーできるのが、都心空港ターミナルを利用する一番のメリットです。

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10年くらい前はキャパシティに対して著しく余裕があった仁川空港ですが、ここ最近は飽和状態に近づいている印象。本館のコンコースも結構混雑していて、ボンヤリ歩いていると他の人にぶつかりかねない感じです。恐るべしインバウンド観光客。

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一瞬、大韓航空のフラッグシップラウンジにも顔を出しましたが、激しく混雑&スクリーム系家族連れ多数で、写真も撮らずに早々に退散…ラウンジのカウンターで、隣席が引き続き空席である事を確認できただけ良しとしましょう。あ、B747-8カッコいいですね。乗りたい。

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頼まれもののロクシタンを大量購入して、ゲートへ!今回利用する便のゲートは、本館の先っちょ35番です。

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35番ゲートはピアのどん詰まりにあるせいか、エスカレーターで一段降りたレベルに所在しています。仁川でこの類いのゲートを利用したのは初めて。エスカレーターを降りる途中までは「げげ、この期に及んでバスゲートかよ!」と思っていましたが、杞憂に終わって良かったです。

ゲートに到着すると、ちょうど優先搭乗が始まった所。Alitaliaに感謝しながらSKY PRIORITYレーンを利用させてもらいます。

 

大韓航空 KE751便 エコノミークラスのシート

今回の使用機材はB777-200ER。こないだ羽田でやらかしたのと同じ機種ですね笑

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基本的には長距離国際線で運用されている機材のようで、名古屋線に入るのは間合い運用。エコノミークラスでも34インチの広々ピッチが奢られています。

 

ダークブラウンの座席モケットも相俟り、機内インテリアは全体に落ち着いた雰囲気に纏まっています。短距離路線ながら枕も全ての座席にプリセット。一方、毛布は希望者に客室乗務員が手渡しする方式を採っているようです。

機内清掃も行き届いています。あまり感心しないマナーの乗客も多い中、このように小綺麗な状態が保たれているのは評価されるべきでしょう。ヘッドカバーのセットが少々いい加減な感じはしますが…

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今回は幸運にもバルクヘッドのシートをもらえました。モケットの模様が一席毎に互い違いになっていることが分かります。

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座り心地も良好。JALのSS7のように、シートピッチが広くともシートそのものの形状が今ひとつだと腰が痛くなる贅沢なおしりですが、この座席は身体に合いました。恐らく10時間くらいまでは余裕な印象です。

 

大韓航空 KE751便 機内サービス

このフライトも飛行時間1時間半というショートフライト。水平飛行に入るや否やクイックで機内サービスが始まります

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往路の釜山線同様、2名コンビでカートを動かしつつ、片方が高速ミール配布、相方がドリンクを配っていくスタイルです。当然ながらミールを配る方のほうが進むスピードが速いため、段々カートとの距離が広がっていきます。都度都度カートまで取りに戻るので、スポーツテストのようでちょっと大変そうです。

配布されたミールはこちら。

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でたー、アシアナと同様、見るからに微妙なサンドイッチです。韓国発の洋食はあかん!のジンクス通り、こちらも散々なお味。往路のコンビニおにぎりの方がよっぽどマシなレベルです。一口食べて、その後は脇にあるパイナップルだけいただいて、ゴメンナサイ…

もうこんなんだったら、LG25で売ってる海苔巻きとナッツか何かをセットにして、ポイポイ放り投げてもらいたいところです笑

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配布と同様に素早く回収が終わると、つかの間のお休みタイム。私もうつらうつらしてしまい、気づいたら中部国際空港に着陸間近でした。

 

大韓航空 KE751便 搭乗記のまとめ

ケータリングは相変わらず悲惨ですが、往路同様総じて卒のないサービスの展開されるフライトでした。機内設備は短距離線としては十二分な内容ですし、客室乗務員も打てばしっかり返ってくる、食い込み甲斐のありそうな人が多いように見受けられました。

マイルが貯まりにくかったり、イデオロギー上のコンフリクトが生じやすい笑という点には注意が必要ですが、エコノミークラスで飛ぶに当たっては良いキャリアだと思います。




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