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Railroad Overseas Amtrak

Amtrak コースト・スターライト号乗車記 Day1-1 Los Angeles〜San Luis Obispo

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大分間隔が空いてしまいましたが、Amtrakは Coast Starlight 号乗車記の続きです。これまでロサンゼルス・ユニオンステーション寝台車食堂車と、ファシリティ紹介の記事を先に書いてきましたが、ここからはいよいよ実際の乗車記に入っていきます。

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Amtrak Coast Starlight号 車窓の見所

ロサンゼルスからシアトルを約36時間かけて走破するCoast Starlight号。米国西海岸を縦断するルーティングですので、地形や気候帯が徐々に変わって行きます。Amtrakの列車の中でも、車窓の変化に富んだ列車です。

Coast_Starlight_-_the_Train_from_Los_Angeles__LAX__to_Seattle__SEA__through_San_Francisco___Amtrak_🔊上図は公式サイトに掲載されている地図から引っ張ってきた大まかな運行経路図。これに個人的な見所を書き加えました。

本日の記事では、ロサンゼルス・ユニオンステーションを発車してから、見所①までをお送りします。

 

Los Angeles Union Station を発車

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発車時刻ほぼ定刻になって入線してきた Coast Starlight 号。慌ただしく乗客を乗せ、クイックに折返し発車!ということはなく、悠々20分ほどディレイしての発車です。このあたりの大陸的な大らかさは、余裕の想定の範囲内…。

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日本のブルートレインは発車・停車時に大きな音と衝撃を発生させることがありましたが、Super Liner 客車は恐らく連結器の構造がよいのでしょう。全くの無衝動で、ロサンゼルス・ユニオンステーションをそろりそろりと発車しました。

 

米国鉄道のご多分に漏れず、ターミナル駅を出発した直後の車窓は殺伐としています。騒音や煤煙を発する鉄道そのものが、世界的には忌避施設ですし、近年多少の巻き返し現象があるとはいえ、米国における交通の主役はマイカー。一部の都市を除き、駅そのものが、プライムなロケーションには存在しないのです。

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警笛を鳴らしながら、貨物ヤードの脇をノロノロと進みます。遠くに見えるのはUnion Pacific鉄道の機関車。道中何回もすれ違いました。日本では滅多にお目にかかれない平面交差がしれっと存在するのも、なんともアメリカの鉄道という感じでいいですね。

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貨物ヤードを抜けると、少々スピードを上げながら市街地を流し始めます。随所に落書きが目立ち、風紀の乱れが感じられます。

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Walmartを始め、物流倉庫の姿も目立ちます。ロサンゼルス自体が灰色の街という印象ですが、Coast Starlight号の旅の出だしは、一層無味乾燥とした感じです。

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そうこうしているうちに、最初の停車駅 Burbank Airport駅に停車。巨大空港LAXを補完するBurbank空港は、アラスカ航空がハブとして活用していると同時に、コミューター機やプライベートジェットの発着も多いようです。

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空港の真横に駅があるという、バンコクのドンムアン空港のようなロケーションですが、DMK同様、鉄道で空港にアクセスする客はほぼ皆無です笑

 

担当アテンダントがやってきた

Burbank Airport駅を発車すると、私の乗車している1432号車の担当アテンダントがやってきました。今回の旅のお供は、アフリカ系アメリカ人のローラちゃん。年の頃は40代にさしかからんとする所といったところでしょうか。陽気なプクプク系ABBAです。

CSL-DAY1-2a - 2(乗降口のところに小さく映っているのがローラちゃんです)

このローラちゃん、とても面倒見の良いキャラクターの持ち主で、個室内のスイッチや車両の設備等、熱心に説明をしてくれます。アメリカのサービス業のレベルは低いという意見が通説となっていますが、このようにホスピタリティとウィットに富んだサービスパーソンも時折いるので、侮れません。

日本のサービス業は、お上が決めた型にはめることで個性を消し、クオリティのバラツキを極力なくすのがお家芸。一方、基本的に放置プレイのアメリカでは、生来的にサービス業向きの人が、非常に良いパフォーマンスを出しているように見受けられます。「地雷」の方が圧倒的に多い事は言うまでもありませんが、今回は幸いにも「当たり」を引くことができたようです。

軽くおしゃべりすると同時に、ランチの食堂車の予約も入れてもらいました。空腹を感じていたので、空席がある中で一番早い11:45~をセレクト。

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それまでは車窓を眺めながら、しばしのリラックスタイムです。

 

荒涼とした岩山地帯を走行

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背もたれを少し倒し、足を前に投げ出して寛いでいると、だんだん車窓の様相が変わってきました。住宅地を抜けたと思ったら、いきなりの砂漠モード。しかも、中東やアフリカの砂漠とは異なって、妙にごつごつした岩山混じりです。

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急峻な斜面や崖が続きますが、勾配や曲線はあまりキツくないようです。要所要所をトンネルで切り抜けながら、Coast Starlight 号は難なく通過していきます。

なかなかにフォトジェニックな風景を楽しんでいると、陽気な車内アナウンスが始まりました。声の主は、ダイニングカーの責任者であるパトリックおじさん。食堂車利用の方法を、分かりやすく、時折ジョークを交えながら説明していきます。

「予約を持っていない人も、最終回は自由席なので、遠慮せず来てね!気軽に声かけてね!」と、座席車(コーチ)利用者や、予約時間を逃してしまったうっかりさんへのフォローに関しても余念がありません。この人も、2日間を通じて常にサービス精神に溢れたスタッフでした。

 

ついにDay1前半のハイライト、海岸線走行区間に突入

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予約時間になったので食堂車に足を運ぶと、ちょうど海岸線を走行する区間に突入した所でした。晴れ渡った空に青い海、眺望の素晴らしさは、敢えて細かく言及するまでもないでしょう。

陽気なダイニングカー・マネージャー、パトリックに挨拶し、予約を持っていることを伝えると、ヒスパニック系の親子とギークっぽい白人のお兄さんが座っているテーブルに案内されました。アムトラックの食堂車では、相席が標準仕様です。

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先日の記事で既に紹介してしまいましたが、初日のランチにはアンガスステーキバーガーをチョイスしました。お味はなかなか。ウェイターもよく様子を見に来てくれ、気が利いています。

延々と続く海岸線を、高い目線で眺めながらいただくランチは乙なものです。車内調理&そもそもがアメリカンなので、味そのものは著しく秀でているわけではありませんが、雰囲気と眺望がプラス点となり、満足度は三割増です。

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大満足のランチを平らげたところで、揺れる車内を自室まで戻ります。

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いつの間にか列車は、長く続いた海岸線を離れつつありました。再び荒涼とした乾燥地帯をしばらく走ると、本日の初めての長時間停車となる、San Luis Obispo駅に到着です。この駅ではホームに降りて、休憩タイムとなりますが、この様子は長くなってしまったので、次回の記事にて。

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ちなみに、このCoast Starlight号、北行列車ならば進行方向右側、南行列車ならば進行方向左側の座席・部屋がオススメです。Bedroom, Family Roomならばどちらの眺望も楽しめるようになっているのですが、Roometteの場合は通路中間に挟む構造上、自室から見える車窓は片側だけです。

今回乗車した列車では偶数番号があたり部屋でした。私の部屋は5番で、山側の景色がメインになりました。とはいうものの、この列車にはラウンジカーも連結されています。自室と反対側の景色が良いときは、この車まで出張って楽しむのが良いでしょう。

 

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