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Amtrak コースト・スターライト号乗車記 Day2 Oakland-Seattle

複数回に渡って書いてきたAmtrak乗車記も、今回で最終回。さっさと書かないと、あともつかえていますからね!終始ゴロゴロしてしまっていて、あまり写真も撮っていないのですが…書き切ります!

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Coast Starlight号北行便の朝

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Roomette個室寝台の寝心地はなんとも秀逸!これまで夜行列車ではろくに寝られたことがなかったのですが、今回はぐっすり眠ることができました。むしろ、往路乗ってきたANAのファーストクラスよりよっぽどよく眠れてしまったという…。プルマンの流れを汲む、スーパーライナー客車恐るべし!といったところでしょうか。24系25型ブルートレインで、眠れぬ夜を過ごしたのが嘘のようです。

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そんなこんなですっきりと目を覚ますと、植生が針葉樹中心になっていたり、遠くの山が冠雪していたりと、景色が大分変わっています。やっぱりアメリカは広い。夜中のうちにもう一度ヘビーな峠越えをしているはずで、ここで気候帯が変わったのだと推測されます。

時刻は6時半。ちょうど食堂車が朝食営業を開始した時刻だったので、手早く身支度をして向かうことにします。朝食だけは予約制ではなく、先着順での案内になるのです。

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席に着くと飲み物を聞かれたので、定番のオレンジジュースとブラックコーヒーを注文。コーヒーのスリーブもAmtrak仕様になっており、なかなか凝っています。

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朝食のメインはフレンチトースト。ポテトをやめて、別にシリアルをつけたほうが良かったかもしれません。

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車窓は引き続き涼しげな山の中。午前中一杯はのどかな景色がひたすら続きます。

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空一杯にコントレール(飛行機雲)が広がっているや牧草地帯を眺めていると、意外なことに飽きることはありません。

朝食に出かけているうちに、ベッドは片付けられてしまっていましたが、自分でフルフラット状態にセットする事自体は可能。ゴロゴロしながら読書したり、ブログ用のメモを書いたり、うとうとしたり、気ままに過ごします。

携帯ネットワークの圏外を走ることも多いこの路線。俗世と隔絶され、物思いに耽るにはもってこいの環境です。(飛行機の中でもWi-Fiがつかえるようになってしまった今日この頃ですからね!)

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あんしんあったかオバPランチ

そうこうしているうちにランチの時間がやってきました。もう、次から次へと食べてばかりで、ブロイラーどころか人間フォアグラまっしぐらです。えっちらおっちら食堂車に再び向かいます。

この日のランチで相席になったのは、フィリピン系アメリカ人の老夫婦。米国滞在歴40年、ずーっと医師をやっているのよ!というインテリジェントなカップルでした。

初めて会ったのに、自宅でのランチに招かれたかのごとくフレンドリーなのは、P国クオリティ。アメリカ人もオープンだとは思いますが、アジアとラテンがミックスされたPホスピタリティというのはやはりちょっと別格ですね。

やれ、LAのアレが美味しい、ニッポンのこれが美味しい(食べ物の話ばかり!)とワイワイやっていると、優に1時間半近くが経過してしまいました。別れ際にFacebookを好感して、席を辞してきました。私だけでこんな感じだったわけですから、あのオバPキラーとして名高いNemoPが同行したら、もう食い込みまくってParlour Carで終点まで話し込んでいたに違いありません。

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ランチから自席に戻ると、車窓は再び山間部の様相を呈してきます。今回は眼下に湖つき。結構変化に富んでいます。

 

EUGENE駅で再び長時間停車&休憩タイム

おしゃべりし疲れたのか、満腹だったためか、再びお昼寝。なんとも怠惰ですが、幸せを感じる時間です。惰眠から覚めてゴロゴロしていると、ユージーン(EUGENE)駅に到着するとのこと。そろそろ身体を伸ばしたくなってきたので、再びホームに降りてみることにします。

前日のSan Luis Obispo駅とは気温が全然違い、日本の秋のような空気。かなり北まで走ってきたことを、身を以て実感します。

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この駅では編成中の最古参である、Pacific Parlour Carを中心に撮影することにしました。

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前後のスーパーライナー客車と比較して、コルゲート板の間隔が狭いことが分かります。ステンレスの加工技術が未熟だった時代だからでしょうか。板を張り重ねることで強度を担保している様が見受けられます。

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鈍い輝きを放つ外板は、一部凹んでいるところもあるものの、まだまだ走れそう。基本設計がゴツいことは言うまでもありませんが、日常的なメンテナンスも、高い水準で行われているということでしょう。

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隣のダイニングカーは対照的にすっきりとした外観ですね。チートラインはParlour Carと同じ太帯にした方がかっこよさそうと感じるのは私だけでしょうか。

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時間が余ったので、先頭の機関車も再度撮影。顔ぶれは変わっていません。始発から終着まで、同じコンビが牽引してくれるようです。こちらも大変なロングランですな〜。

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ちなみに、Eugene駅もAmtrakのリージョナルオペレーションの要衝です。北はカナダのバンクーバーからシアトル、ポートランドを経由してやってくるAmtrak Cascade号の南の終着駅が、このEugene駅なのです。駅周辺にはほぼ何もありませんが、そこはかとなく漂う「鉄道の街」という雰囲気には、心躍らされるものがあります。

 

最後の晩餐→ポートランド到着

Eugeneを発車すると、この先はひたすら平野部を疾走。遅延していることもあって、親の敵のごとく警笛を鳴らしながら飛ばします。

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あっという間に夕食の予約時間になってしまったので、改めて食堂車に。車両間の貫通扉はボタン式自動ドアなのですが、手で押すボタンだけでなく、足で蹴るボタンもついているあたり、アメリカ式合理主義を感じずにはいられません。ぱっと見お行儀は悪いですけど、有ると便利ですよ、これ!

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夕食は再びSignatureステーキを。前日と部位が若干異なっていましたが、変わらず美味しくいただけました。

これが今回のラスト食堂車Visitなので、帰りがけ、食堂車のマネージャーであるパトリックおじさんにも挨拶に。「いやー、お世話になりました。おっちゃんのチームかなりイケてるねー!予想以上のDining Experienceだったよ、ありがとー!」と感謝の意を述べると「ぬあっはっは、そいつは嬉しいぜ!友達みんなにCoast Starlightの事紹介してな!また乗りに来いよ!!」とアメリカンなリアクションでした。(こうやってちゃんとブログで紹介してますよー!)

アテンダントのローラちゃんもそうですが、Amtrakのクルーはアメリカの良い所が前面に出ているような気がします。航空機のキャビンクルーほど仕事が慌ただしくなく、乗客から結構な額のチップをもらえるというのも影響しているんでしょうか。Amtrakは相変わらず経営状態が厳しいようですが、こういう人たちが自分らしく仕事できる環境が、末永く維持されることを祈っています。

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自室に戻ると、程なくポートランド。なかなか絵になる鉄橋を渡り、列車はポートランド・ユニオンステーションに滑り込みました。

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構内にはスペイン製のタルゴ客車を使った Amtrak Cascade が停車していたので、下車して撮影。ごついアメ車とは全く異なる、流麗な連接客車です。専用塗装の機関車も用意されていて、非常に絵になります。背の高い米国型機関車と揃えるため、編成両端の客車屋根にはエアロパーツが早着されているのもまたニクい…次回、リージョナルで是非乗ってみたい列車です。

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花火の中を走り、終着のシアトルへ

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ポートランドを出発すると、もう夕暮れ。フォトジェニックなポートランドの街を離れ、迫る夕闇の中、オレゴンの平原をひた走ります。

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この先暗くなってしまい、写真がないのが残念なのですが…乗車当日はちょうど米国の独立記念日でして。日没後は多数の打ち上げ花火が見られました。飛び去る景色の中、あちらこちらで散発的に打ち上げられる花火たち。高度に組織化された日本の花火大会とはまた違った趣がありました。

途中かなりかっ飛ばしていましたが、終着のシアトルには定刻より3時間半遅れで到着。とっぷり暮れていることはもちろんのこと、どちらかというともう深夜な勢いです笑

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色々と世話を焼いてくれたローラちゃんとも、ホームでお別れ。よく御礼を言って、ささやかながらチップを渡しました。元々ぱんぱんな尻ポケットは、チップでさらに圧力を増大させています。36時間ぶっ続けでの仕事はなかなかタフそうですが、彼女の表情を見るに、少なくとも割に合わない仕事ではなさそうな感じ。また、どこかで!

旅の余韻に浸りながら、タクシーで今宵の宿泊先、Crowne Plaza Seattle Downtownに向かうのでした。

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