できたてホヤホヤの外資系高級ホテル クラウンプラザ・ヴィエンチャンホテル 宿泊記

ヴィエンチャン滞在2泊目のお宿は、IHG系列の Crowne Plaza Vientiane Hotel。癒やし系ゆるふわ国家、ラオスの首都に突如出現した、モダンな外資系高級ホテルです。旧態依然としたメルキュールホテルでの前泊とは打って変わった、現代的なステイの様子をお送りします。

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ヴィエンチャン滞在2泊の内、一泊目のお宿はAccor Hotels系列の Mercure Vientiane Hotel…

 

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クラウンプラザ・ヴィエンチャンホテル チェックイン

前泊のメルキュールホテルから、クラウンプラザ・ヴィエンチャンは目と鼻の先。直線距離は300m弱といったところでしょうか。ヴィエンチャンは治安の良い街で、幸いにして荷物も少ないので、徒歩で移動することにします。

ヴィエンチャンの目抜き通り—といっても日本の地方都市の二線級国道といった様相ですが—をトコトコ歩くと、場違いな感すらある現代的な建築物が姿を現します。ヴィエンチャンの新しいランドマークとなること間違い無しの、クラウンプラザホテルです。

クラウンプラザブランドは東南アジアの中堅都市で拠点数を拡大していますが、このホテルも基本的な構造はこれらのスタンダードに則っています。ガラス張りのエントランス兼車寄せもどこか既視感がありますね。

開業直後ということもあり、吹き抜けのロビーには全く人気がありません。とはいうものの古参のメルキュールも同じような感じなので、ラオスでは「飲食を始めとした宿泊以外の消費活動のためホテルを利用する」という習慣が、まだ定着していないのかもしれません。

チェックインのためパスポートを手渡すと、奥のバーから葡萄ジュースのウェルカムドリンクが供されました。ライムの薄切りが添えられているのが嬉しい心遣いですね。

300mとはいえ、炎天下での徒歩移動は暑かったなーとか思いつつ、ウェルカムドリンクをチューチューしていると、部屋の鍵ができあがりました。結構時間がかかっていたような気がしますが、新しいホテルなので仕方のない事でしょう。

担当してくれたスタッフはちょっと恥ずかしがり屋なホワホワ系。典型的なラオススタイルです。「IHG Rewards Club のゴールドメンバーの方ですね。私たちのホテルグループへのロイヤルティに感謝申し上げます(照)ご一緒してお部屋までお荷物をお持ちしますね」という丁寧な申し出を受けたので、お願いすることにしました。

「いやいや。たかだかGLDなのに逆に恐れ入ります」という感じですが、万事こうやって一生懸命&微笑ましい感じなのは、好感度高しです。

クラウンプラザ・ヴィエンチャンホテル デラックスルーム 客室の様子

通されたのは真新しいデラックスルーム。まだ新築の香りがほのかに漂っています。公式WEBサイトによると、この客室の広さは35㎡。ひとりで泊まるには十分すぎる広さです。

リネンとベッドはしっかりクラウンプラザクオリティ。東南アジアのマイナー国家だからといって手抜きはありません。新規開業のホテルらしく、ベッド脇にはユニバーサル対応のコンセントも完備です。

クラウンプラザは数年前から “SLEEP ADVANTAGE” というコンセプトを打ち出していますが、この一環としてルームミストも供えられています。(枕が変わってもグーグー寝られる私はお世話になる必要がありませんでしたが…)

外から見ると出窓風になっている一角には、ソファが設置されています。日差しの強烈なヴィエンチャンにつき、ここで午睡を貪るというのは厳しそうですが、客室面積の有効利用という点ではよい仕組みでしょう。そういえば、バンドンのインターコンチネンタルホテルもこんな感じだったような…IHG内で最近流行のデザインなのかもしれません。

素晴らしいのがエルゴノミクスチェア完備のデスク周り。ヴィエンチャンまでやってきて、部屋でゴリゴリ仕事する人がどれだけおるんじゃいという感じもしますが、PC作業時には非常にありがたい仕様でした。今年泊まったホテルの中で、一番作業しやすかったんじゃないかな…?

テレビの脇、ビジネスデスク側は鏡張りになっています。作業している自分の横顔が常に鏡に映し出され、視界に入る格好です。ナルシスティックな方にとってはこの上ない構造でしょう。(私は、真剣にテキストを入力しているとき、自分が如何にアホ面をしているか再確認させられました)

収納周りもスペース十分。バスローブとアイロン台、レンタル用の雨傘も完備されています。

ミニバーに備え付けられている無料のミネラルウォーターはまたしてもNAMTHIP。ラオスの人たち、NAMTHIPが大好きなんですね笑

客室からの眺望はこんな感じ。8Fからの眺めですが、これより高い建物が見当たりません。なお、川の対岸は隣国タイのノンカーイの街並み。気合い入れれば泳いで密入国できそうな勢いです。

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クラウンプラザ・ヴィエンチャンホテル デラックスルーム バスルーム

バスルームは「最近のクラウンプラザあるある」な、スライドドアを用いたビューバス仕様。今回は一人宿泊だったので、誰にも気兼ねすることなく全開にし、開放感を楽しむことができました。シンクはシングルですが、右手には広めのスペースが確保されています。

備え付けのアメニティはクラウンプラザオリジナルのものではなく、ELEMIS製。ELEMISって数年前までインターコンチネンタルホテルの標準アメニティとして採用されていましたよね。オリジナル品よりも圧倒的に高品質なので、嬉しい限りです。

ハンドソープは SOAP 4 LIFE というローカル品。ラオスの女性を支援するNGOが製造販売している商品なのでしょう。見た目はちょっと残念ですが、クオリティは結構良い感じ。あとはブランディング次第だと思うので、頑張ってもらいたいところです。

バスタブはこんなオシャレ仕様。湯温、水圧も十分なので、ヴィエンチャンに居るとは思えないような快適なバスライフを楽しめます。

セパレートになったシャワーブースも。壁際に座れる場所があるので、シャワー派の方はレインシャワーを使い、こちらでのんびりするのもGOODでしょう。

クラウンプラザ・ヴィエンチャンホテル 滞在のまとめ

前日のメルキュールとは対照的なクラウンプラザ・ヴィエンチャンでの滞在。趣という点では評価が分かれるのでしょうが、滞在の快適さにフォーカスすれば、こちらに軍配が上がるのは火を見るよりも明らかです。

一泊のみの滞在かつ、朝食を食べなかったので殆ど客室のみのレビューになってしまいましたが、この街における唯一の「インターナショナルスタンダード」に準拠したホテルである事は間違いありません。

現状、客室料金は一泊USD100くらい。内容を考えると十分リーズナブルです。(ヴィエンチャン自体、まったりとしたとても良い街ですし、バンコクから週末のんびりしに泊まりにきても良いかもと思うくらい)

ビジネス客をガボっと持って行かれるであろうメルキュールの行く末が若干心配ではありますが、「GEの冷蔵庫を愛でたい」だとか特殊なニーズが無い限りは、こちらでの滞在をオススメします。

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