重量制を採用している路線における、キャセイパシフィック航空利用時の無料預け手荷物容量が引き上げになりました。
ここ1年くらい、キャセイからのニュースはロクなものがなかったのですが、今回はDMの件名にもあるように、ちゃんと「Enhanced」されているようです。
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2016/9/15発券分からの
キャセイパシフィック航空無料預け手荷物ルール
公式サイトによると、各クラス10kgずつ引き上げになっている模様。
これに加えてマルコポーロクラブ会員の上級会員には
・シルバー会員(規定+10kg)
・ゴールド会員(規定+15kg)
・ダイヤモンド会員(規定+20kg)
という追加重量が設定されています。
また、ワンワールド他社の上級会員に関しても、統一ルールに則り優遇があります。
・ワンワールド・サファイア会員:(規定+15kg)
・ワンワールド・エメラルド会員:(規定+20kg)
自社会員であっても他社会員であっても、上級会員資格に応じた優遇重量が変わらないのは、今まで通りです。
なお、この規定は9月14日以前に購入された旅程、ならびに個数制を採用している米国・ニュージーランド発着の旅程には適用されないので注意が必要です。
キャセイパシフィック航空
無料預け手荷物容量引き上げに関するまとめ
今回のルール変更は失う所のない、純粋な意味での改善と言えるでしょう。様々な面で改悪傾向が続いていただけに、ユーザーとしては歓迎できる変化です。
元々キャセイの預け手荷物許容量は他社と比べて渋いなーという印象でした。一方で、チェックインカウンターで発覚した重量オーバーには、結構寛容なイメージ。10kgに到らない程度のオーバーであれば、ウインクして見逃してくれた経験が何度かあります。
明文化されていない運用を規定に盛り込んで、競合他社の水準に揃えた感のある今回の制度変更。とはいうものの、個数制のJAL等の方が重量ベースでも沢山の荷物を運べる現状は変わりません。
日本に買い出しに行くときの復路など、大荷物になってしまうときは引き続き日系キャリアを選ぶことになりそうです。
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