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マリオットによるスターウッド買収手続完了に伴い、相互ステイタスマッチ実施!これに合わせて両プログラムの会員特典を比較

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色々な所で報じられている通り、9月23日付で米ホテル大手マリオット・インターナショナルによるスターウッド・ホテルズ・アンド・リゾーツ・ワールドワイドの買収手続きが完了しました。

法的な手続きが終了したということで、早速会員プログラムの方にも動きがありました。マリオットの「Marriott Rewards」とスターウッドの「Starwood Preferred Guest」が段階的に統合されていく予定である事は既報の通りですが、その第一段階が両プログラムの「相互ステイタスマッチ」

マリオットないしはスターウッドの上級会員は、相手側のプログラムでも同等の会員資格を取得できることとなりました。今回の記事においては、この相互ステイタスマッチ内容をレビューしつつ、両プログラムの上級会員ベネフィットを比較します。

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Marriott Rewards & Starwood Preferred Guest(SPG)
アカウントリンクと相互ステイタスマッチ

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上記画像の通り、各会員プログラムのトップページにアクセスすると、両プログラムのアカウントステイタスをリンクさせるためのメニューが大きく表示されています。

どちらのWEBサイトもほぼ完璧に日本語対応しているように見受けられます。従って手続き自体そのものは至って簡単で、画面の指示に従って進んでいけば問題なく完了することができると思います。

日本での存在感は長らくSPG>>>Marriott Rewardsですので、マリオットの会員アカウントを保有していないSPGエリート会員の方もいると思います。ステイタスマッチのデメリットは全くないので、この機に相手方のプログラムの新規アカウントを取得して、リンクさせてしまうのが良いでしょう。

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各プログラムの会員資格の対応関係については、マリオットの公式サイトに掲載されていた上記の図が、理解しやすいかと思います。

 

 

両プログラムにおける上級会員資格特典の比較(最上級ステイタス編)

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*1)年間宿泊数が75泊を超えたプラチナ会員は1USDあたり4ポイント
*2)換算率は移行先FFPによって異なるので、最も一般的な換算率を元に算出。2万ポイントを一括移行した際の25%ボーナスを加味
*3)最も換算率が良いUnited Mileage Plusに移行した場合。その他のFFPの場合は多くが1ポイント=0.2マイル
*4)一部の廉価なホテルブランド(Aloftなど)の場合は250ポイント

上図では、それぞれのプログラムの最上級ステイタスである、SPGプラチナとマリオットプラチナの上級会員資格特典を比較しています。

 

SPGプラチナがマリオットプラチナに対して優れている点

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もっとも顕著な優位点は「上位カテゴリー客室へのアップグレード」でしょう。SPGプラチナ会員特典によるアップグレード先の客室カテゴリには、スタンダードタイプのスイートルームが含まれます。このため、こちらから特にネゴしなくても、結構な割合で当日スイートアップグレードをもらえる印象です。

一方で、マリオットのプラチナアップグレードはゴールドと然程代わり映えしないという評判ですので、エグゼクティブレベル客室へのアップグレードがせいぜいだといえます。

また、航空会社マイルへの移行についてもSPGのほうが有利であるように見受けられます。20,000スターポイント単位で移行することを前提とすれば、1USD利用時の獲得マイルは3.75マイルまで上昇します。United Milage Plusに移行したい場合を除いて、SPG>>>マリオットということができるでしょう。

 

 

マリオットプラチナがSPGプラチナに対して優れている点

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マリオットプラチナは細かい所でSPGに対して優れているポイントがあります。

最も大きいのは2名分の朝食が確約されていること。SPGでは、レストランでの朝食は「ウェルカムギフト」の中に含む扱いとされています。ホテルによっては無条件でレストランでの朝食ビュッフェを提供しているホテルも多いですが、厳密に運用するとレストランでの朝食はコンチネンタルのみ」「レストランでの朝食を選んだ場合はウェルカムギフトの500/250スターポイントはもらえない」ということになります。

一方、マリオットの場合は、ホテルを問わず2名分の朝食が確約されていますので、レストランでの無料朝食を確実に取ることが可能です。朝食をしっかり食べたい派には、マリオットの方がありがたく感じられることでしょう。

また、マリオットはエグゼクティブラウンジが設置されているホテルにおいて、ラウンジアクセスを確約しています。SPGはこの点に関して確約が無いようです。(未だかつてSPG加盟ホテルにて「ラウンジがあるのに、入れない!」という経験をしたことがありませんが…)

客室タイプ保証も地味にありがたい特典です。マリオットでは、予約時に指定したベッドタイプや喫煙・禁煙といったルームタイプが保証されています。家族旅行の場合等には、重宝するベネフィットでしょう。

 

両プログラムにおける上級会員資格特典の比較(中位ステイタス編)

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*1)換算率は移行先FFPによって異なるので、最も一般的な換算率を元に算出。2万ポイントを一括移行した際の25%ボーナスを加味
*2)最も換算率が良いUnited Mileage Plusに移行した場合。その他のFFPの場合は多くが1ポイント=0.2マイル

上図では、それぞれのプログラムの中位ステイタスである、SPGゴールドとマリオットゴールドの上級会員資格特典を比較しています。

 

SPGゴールドがマリオットゴールドに対して優れている点

フレッシュジュースコーナー

フレッシュジュースコーナー

SPGゴールドステイタスがマリオットゴールドに対して優れているポイントは非常に少ないように見えます。元々、SPGは「ゴールドとプラチナの待遇に開きがありすぎ!」と評判のプログラムでしたしね…

強いて言えば、滞在によるエアラインマイルの獲得数が大きいこと、ウェルカムギフトで250スターポイントが選択できることでしょうか。

しかしながらウェルカムギフトでポイントを選んでしまうと、客室内インターネットが有料になってしまうことがあります。250スターポイントの価値はせいぜい500円程度ですから、こういったケースでは多くの場合インターネット接続料金の方が高くつきます。

ルームアップグレードも、なんとなく高層階になったり、広めの部屋になったりというレベルの事が多いので、あまりパッとしません。

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マリオットゴールドがSPGゴールドに対して優れている点

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マリオットゴールドは総合的にみて、SPGゴールドに対して明確に優れています。

プラチナ会員との違いはボーナスポイント料率、ウェルカムアメニティ、客室保証の有無のみ。多くの顧客にとって関心事である無料朝食やレイトチェックアウト、ラウンジアクセスといった項目については、最上級会員であるプラチナ会員と待遇に差がありません。

 

今回の相互ステイタスマッチで最も得をするのは誰?

最も良い思いをできるのは、これまで飼い殺し感のあったSPGゴールド会員の皆さんでしょう。特に、SPGアメックスクレジットカードを保有している方には超朗報だといえます!

これまでレイトチェックアウト程度しか目立ったベネフィットがなかったなか、マリオットに宿泊すればラウンジアクセスや無料朝食が付くようになりました。旅行のクオリティを格段に引き上げることができると思います。おめでとうございます!

とはいうものの、調子に乗ってマリオットばかりにとまっていると落とし穴があるかもしれません。

SPGに泊まる気が湧かなくなり、翌年度プリファード会員に落下すると、マリオットでもゴールド特典が受けられなくなってしまいます。マリオットゴールドを単体でキープするためには暦年に30泊の滞在が必要ですから、SPGゴールドと比べて更新の難易度は高いと言えます。二つのプログラムの「谷間」に落っこちてしまわないよう、注意が必要です。

しかし、SPG-AMEXクレジットカードを保有されている方は、カードの保有期間中はSPGゴールドステイタスをキープできます。このタイプのSPGゴールド会員の方は、心置きなくマリオットゴールドを堪能しましょう笑

一方、プラチナ会員の場合は、ゴールドほど劇的な違いがないため、各プログラムの最上級会員が歓喜に沸くということはなさそうです。

各プログラムの更新のハードルも高いですから、基本的にはどちらかのプログラムに固めて滞在しつつ「これまでSPG加盟ホテルが無かった都市だったけど、マリオットにも泊まれるようになって助かったー」という経験をするのがせいぜいでしょうか。

むしろ、こんなニンジンには構わず、今後の統合の成り行きを固唾をのんで見守りたいという方も多いかもしれません。

 

 

まとめ

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今回の記事ではSPGとMarriott Rewardsの相互ステイタスマッチを取り上げました。

既報の通り、今後はこれらのプログラム&THE RITZ-CARLTON REWARDSの三プログラムが徐々に統合されていきます。三プログラムが独立した状態での相互ステイタスマッチは、飽くまでも過渡期の一フェーズに過ぎないと言うことを理解する必要があると思います。

現時点では相互ステイタスマッチのメリットばかりが見えてきますが、今後の統合過程においては、ベネフィットの改廃や、ポイントシステムの変更といった、消費者にとってデメリットとなるような事柄もでてくると予想されます。

一歩引いた視点で、自分にとって何が最適解なのか、常に考え続ける姿勢が求められるともいえるでしょう。

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