巷ではアラスカ航空”Milage Plan”で発券するJAL特典航空券が大ブームですが、今回の記事はブリティッシュエアウェイズのエグゼクティブクラブネタ。同FFPで発券した特典航空券をキャンセルした際にかかる手数料に関し、備忘録がわりにまとめておきます。(画像出所:Wikipedia)
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Aviosを使って発券したJAL特典航空券をキャンセルすると?
一時帰国用に押さえとして発券しておいた、バンコク発東京行きのJAL片道航空券。復路の手配に手こずり、結局は往復キャセイの激安運賃で取ることにしたので、必要なくなってしまいました。
まずは一番手っ取り早い方法として、British Airways Executive Clubのマイページからキャンセルを試みます。このとき表示されたのが、上記の画面です。
発券時に支払ったのは ①BKKHND PY片道特典 12,500Avios + ②空港税2,510円。
ここでの表示によると、①は丸々払戻しとなる一方で、②は全額ボッシュート…結果、2510円が実質的なキャンセルチャージになることが分かります。規程のキャンセルチャージより安いわシメシメ、という感じですね。
しかし、実際にキャンセル手続きに進もうとすると、無情にもエラーが。日を置いて試しても巧く行かなかったので、システムの仕様上、この手の旅程はオンラインでキャンセルができないのでしょう。
British Airways Executive Club 特典航空券 の変更/取消手数料
British Airwaysの公式サイトに掲載されている各種手数料表によると、特典航空券のキャンセルにあたっては
・キャンセル手数料:5,740円
・サービスセンター手数料*:2,000円
*)電話での取消時のみ。BAGOLDメンバーは免除
の合計7,740円の手数料が発生してくるはず。
オンライン取消を試みた際の画面表示とはだいぶ金額が異なりますが、なぜこのような差分が発生しているのでしょう。
BA公式サイトの当該ページには、手数料の一覧表が掲載されているだけで、適用条件に関する細かい規程が見当たりません。
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予約の取消がてらBA東京支店の中の人に訊いてみた
先述の通り、システムエラーによりオンラインでの取消は不可能。電話で取消すついでに東京支店の中の人に訊いてみることに。
結論としては、支払い済みの空港税2,510円をキャンセルチャージとして充当し、それ以外の手数料は必要なしということになりました。
一般論としてどのような運用になっているのかを訊いてみると
(航空券の種類によって若干の違いはあるものの基本的には)
・発券時に支払った燃油サーチャージや空港税の金額をまずは確認
・①支払い済み諸税金額 と ②手数料を比較し、①<②の場合は、①の全額をキャンセルチャージに充当し、それ以上の請求はない
・①>②の場合は①から②を差し引いた金額を発券時に使用したクレジットカードに返金
という整理になるとのこと。
なんと顧客に優しい仕組みなんだ!と思ってしまいますが、欧州の空港税やBAの燃油サーチャージは高額ですから、欧州では①<②となる事自体が殆ど存在しないのでしょう。
BA本社的には「極東で時折発生している不思議ながら取るに足りない事案」なのだと推測されます笑
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Avios特典航空券取消時のキャンセルチャージ まとめ
British Airways Executive Club で発券した特典航空券は、特定の要件を充足している限り、割安な手数料で取り消しが可能です。
キャセイパシフィック航空利用時の直前発券が難しくなるなど、使い勝手のよさに制限がかかりつつある気配はありますが、BAECのフレキシビリティはまだまだ健在。今後もちょくちょくアジア域内の特典航空券を発券していくことになりそうです。