ユナイテッド航空のB747-400も2017年10月限りで退役へ

UA_747-12017/2018年度中の引退がアナウンスされていたユナイテッド航空のB747-400ですが、予定が前倒しになり今年の10月下旬で定期運用から退く模様です。

1989年以来”Friendly skies of United”のフラッグシップとして活躍を続けてきたユナイテッド航空のB747-400ですが、機体そのものに寄る年波はもちろんのこと、近年はアコモデーションの陳腐化が指摘されていました。

ここ最近のユナイテッドは、新ブランドコンセプト “United Poralis” を打ち出し、サービス水準の向上に腐心しています。このような流れを踏まえると、前時代的な仕様のまま飛び続けているB747の退役が加速されたのもやむを得ないと言えるでしょう。

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GDS上のラストフライトは10/29のUA892便

Routesonline.com によると、ユナイテッド航空B747-400のGDS上でのラストフライトは、10/29のソウル仁川発サンフランシスコ行UA892便とのこと。

手元のシステムでも確認してみましたが、確かに10/30以降、UA892便はB777-200ERでの運航に切り替わっています。現時点では、この便がUA B747-400のラストフライトになる可能性が高いと言えます。

なおUAのB747-400は、現時点で13機がいずれもサンフランシスコベースで運用に入っているようです。上述のソウル=サンフランシスコ線以外にも下記の各路線で運用されていますが、これらに関しても10月に入ってから順次、B777-200ER/B787-9にリプレイスされていく予定です。

eff 05OCT17
San Francisco – Shanghai Pu Dong (UA857/858; this was reflected in previous schedule update)

eff 28OCT17
San Francisco – Beijing
San Francisco – Frankfurt
San Francisco – Taipei Taoyuan
San Francisco – Tokyo Narita

長らくユナイテッド航空のハブであった成田空港に姿を見せるのは、10/28 17:10発のUA838便が最後。B747-400の退役は、失われつつある成田のハブ機能と共に、一つの時代の区切りとも言えるかもしれません。

(一方、大西洋線でブイブイ言わせるユニオンジャックは、B747-400を2033年まで使い続ける予定なのだとか。彼らの物持ちの良さは驚異的ですね!)

まとめ:ユナイテッド航空 B747-400も2017年10月限りで引退へ

UA_747-1(UA B747-400 初代塗装 画像出所:Airlines.net

UA_747-2(UA B747-400 2代目塗装 画像出所:Airlines.net

UA_747-3(UA B747-400 3代目塗装 画像出所:Airlines.net

UA_747-4(UA B747-400 現行塗装 画像出所:Airlines.net
就航以来合計4種類のカラースキームを纏い、西へ東へと飛び回ったユナイテッド航空のB747-400。個人的には非常に思い出深い機体で、退役の前倒しは残念な限りです。

最後に乗ったのは、今はなき成田バンコク線。当時、既にPTVなしのエコノミーというのは時代遅れになりつつありましたが、シートそのものの座り心地は秀逸で、「これはこれで、ありだな〜」と感じた記憶があります。

これから折角乗るのであれば、プレミアムキャビンで飛びたいところ。最終日へのこだわりは全く無いので、夏のピークシーズンの終わった9月あたりに、こいつで太平洋を横断してみようかなと画策を始めました。

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