シンガポール航空 エアバスA330-300 ビジネスクラス SQ978便 シンガポール→バンコク 搭乗記

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名古屋シンガポール間でエアバスA380の乗り心地を堪能したあとは、間髪入れずにバンコク行きに乗り継ぎ。飛行時間2時間ちょっとの路線ですが、機内食を事前オーダーできるのがシンガポール航空の素晴らしい所。今回はちょっと珍しいメニューを注文してみました。

久しぶりのシンガポール航空リージョナル路線の搭乗記です。

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シンガポール・チャンギ空港ターミナル3→ターミナル2への乗り継ぎ

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巨大なエアバスA380はエンジンもパワフルです。夏場で向かい風が弱いこともあって、名古屋からシンガポールへの飛行時間はたったの5時間15分。このため、スケジュール上の到着予定時刻より大分早めにシンガポールチャンギ空港へ到着。おかげで乗り継ぎ時間にも余裕ができました。

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名古屋からバンコクの移動にはシンガポール航空のビジネスクラスをセレクト。お盆特別輸送に入っていた、エアバスA380運航便…

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シンガポール航空の日本路線はターミナル3への到着。一方、バンコクを始めとする東南アジアのリージョナル路線はターミナル2からの出発ですから、ターミナル間移動が発生します。

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とはいうものの、どこかの空港と違ってよく導線が考えられた空港ですから、心配は無用。多少歩きますが、スカイトレインを使ってサクサクと乗り継ぐ事が可能です。

 

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シンガポール・チャンギ空港 ターミナル2 シルバークリスラウンジ

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ターミナル2への到着後は、シンガポール航空の「シルバークリス」ラウンジへ。シンガポール航空の本拠地である割に、案内表示板のロゴサイズは非常に控えめ。若干わかりにくいのですが、エスカレーターで2階へとあがり、ラウンジに向かいます。

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ラウンジの入口には2名のスタッフが待機。搭乗券を提示すると、左手のビジネスクラスラウンジへと案内されました。

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「高飛車なシンガポール航空の割に、なんか普通な感じじゃない?」という声も聞こえてきますが、ゆったりとしたシーティングと落ち着いた照明が個人的には好みなラウンジです。ぼーっとしたり、読書したりするのにはよい空間です。

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フードエリアはこんな感じ。中華、洋食、エスニックと、品数はさほど多くありませんが、温かい食事がビュッフェ形式で供されています。

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小腹が空いていたので、インド料理を中心に盛ってみました。この、カッテージチーズの入ったカレー、好きなんですよ。ベジタリアン料理に関していえば、インド料理の右にでるものはないと思います。

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また、このラウンジで特筆すべき点がもう一点。定期的に巡回してくる、アフターヌーンティカートです。コーヒー、紅茶と、スコーン、ケーキなどをワゴンに乗せ、くるくる通路を回っています。これは是非キャセイパシフィック航空にも真似していただき、飲茶カートをやってもらいたいものです。(本場仕込みの笑わないHKBBAが気怠そうに押すカートだったら最高!)WINGあたりでどうでしょうか。

 

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シンガポール航空 SQ978便 バンコク行き搭乗

小一時間時間を潰してから、少し早めにゲートへ。このゲート、ラウンジから少々離れているのです。

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チャンギ空港は搭乗ゲートの直前にセキュリティチェックがある方式ですが、この時点では最早並んでいる人もおらずガラガラ。ビジネスクラスはそれなりに埋まっているようですが、エコノミーは空いているのでしょうか。

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シンガポール航空の塗装は、ずんぐりとしたB777よりも、スマートなエアバス機に良く合うように思います。写真をパシャパシャ撮っているうちに、搭乗開始したので機内に入ります。

 

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シンガポール航空 SQ978便 A330-300 ビジネスクラスシート

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今回の席はビジネスクラス最後列。元々もう少し前の方を抑えていたのですが、ラウンジで確認した所、既に隣がいるとの回答。2名並びで空いている後ろの席に変えてもらったのです。

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シートはお馴染みの本革張りライフラットシート。リージョナル路線用としてはいささかオーバースペックな感すらある、良くできたシートです。(キャセイのリージョナルビジネスクラスがリニューアルされると聞いたとき、これくらいの水準を期待していたのですが、仕上がってきたものはどちらかというとマレーシア航空のB737寄りの代物でした…笑)

そういえば、枕の柄が以前と変わっています。以前はエメラルドグリーンの無地だったような気がするのですが…。細かなところで、色々とマイナーチェンジがあるようです。

座り心地は極めて良好。へそ曲がりな私は、天下のA380ビジネスクラスよりも、こちらのシートに高得点をつけてしまう勢いです。

 

 

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シンガポール航空 SQ978便 バンコク行 出発・離陸

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乗客の荷物を率先して上の棚に上げたり、記念撮影したりと、プロアクティブなSingapore Girlsが通路を飛び回っています。この日のビジネスクラスは8割方が埋まっています。忙しいフライトになりそうです。

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程なくドアクローズして、プッシュバック&タキシングを開始。ちょうど日没のタイミングで、ルフトハンザのエアバスA380と夕日が重なったところをパシャリ。

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離陸待ちも殆どなく、軽々と離陸。一度沈んだ夕日が地平線から姿を現すのは、日没時の離陸ならでは。印象的な光景が広がります。

 

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シンガポール航空 SQ978便 バンコク行 ビジネスクラス サービス

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飛行時間が短いこの路線、水平飛行に入るやいなや、客室乗務員はギャレーで機内サービスの準備を始めます。

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ほどなくドリンクと一緒に、前菜・デザートが載ったプレートが到着。

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この日の前菜はマグロのタタキと海老、ホタテのサラダ。ごま風味のドレッシングがかかっています。このドレッシング、見た目はマヨネーズ風ですが、思った以上にごまの風味が強いです。

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前菜をモグモグしながら、待つこと20分ほど。事前注文しておいたメインコース「Nyonya Nasih Padang」が配膳されました。

Nasih Padang(ナシ・パダン)はインドネシアはスマトラ島のパダンの名物料理。Book-The-Cookの注文画面を見ていると、まさかのナシパダンがメニュー入りしていたので、思わず頼んでしまった次第です。

個人的な評価では、インドネシア料理は東南アジアの中ではフィリピンと並びトホホ枠に分類されているのですが、スリランカやマレー半島の影響を強く受けたスマトラ島の料理はちょっと別枠なのです。田舎町にいって中華等、外国料理のオプションがないときには、よくパダン料理にすがっていました。

チキンカレーとビーフルンダン、野菜のカレー煮に揚げた小魚と、オーソドックスなパダン料理が一皿に併せ盛りになっています。このやっつけなモリモリ感がまたインドネシアっぽくてナイス!

お味の方もなかなかに本格派。ストリートのパダン料理とはちょっと異なりますが、高級店の味がします。まさか上空38,000フィートでパダン料理に舌鼓を打つことができようとは。シンガポール航空、恐るべしです。ガルーダでも、こんな料理を機内食に出したりはしないでしょう。

結構お腹いっぱいになってしまい、インドネシア料理の常としてオーバーカロリー気味。デザートはちょこっとだけもらって、ごちそうさまでした。

いやはや満腹満腹と寛いでいると、程なく降下体勢に。何事もそつなくこなすシンガポール航空は定時でバンコク・スワンナプーム空港に到着したのでした。

 

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シンガポール航空 SQ978便 バンコク・スワンナプーム空港到着

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スワンナプーム空港到着後は、客室乗務員からもらったファストトラックパスを手に、優先入国レーンへ。この日は到着便が集中したのか、優先レーンでも結構混み合っていました。

ブース入り口の表示が非常にわかりにくく、ファストトラックパスを所持していない客も大量に紛れ込んでおり。その対応に時間がかかっているのも、行列の原因です。しかも、中東やインド亜大陸の人々はRejectされても延々食い下がりますから、余計に時間がかかります。

こういう人々の対応に追われるくらいであれば、入口に職員を一人たてて、パスチェックすれば良いのに…と思うのですが、そうしないのはタイクオリティというものでしょう。

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結局20分近くかかって入国するも、荷物はまだターンテーブルに出てきていないのでした。もうちょっと頑張ろう、スワンナプーム空港!

 

 

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まとめ

シンガポール航空のリージョナル路線は、相変わらず非常に快適でした。

クリスフライヤーの特典航空券であれば、ASEAN(東南アジア)内の移動は概ね片道17,000マイル(ビジネスクラス Saver特典)。片道2区間乗れてこの必要マイル数ですから、貯まったマイルをちょこちょこ放出するには非常によい選択肢といえましょう。

ハード的にも、たまに紛れ込むB777-200(地雷)以外は、このA330-300がボトムライン。そもそもが高水準なアジア内リージョナル路線の中でも屈指のクオリティです。

有償で発券するということがなかなかなさそうで申し訳ないのですが(笑)また折をみて乗りたいと思います!

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