先日、2018年までに退役が決定とお伝えしたマレーシア航空のA380-800。どうも不運な印象がぬぐえない機材ですが、今度は運航中に強烈な乱気流に遭遇し、負傷者を出してしまったようです。
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ベンガル湾上空で晴天乱気流に遭遇:34名が負傷
The Star Onlineの記事によると、ロンドンからクアラルンプールへ向かっていたMH001便(乗員乗客379名搭乗)がベンガル湾上空で晴天乱気流に遭遇。34名の負傷者を出すとともに、機内には食事のトレーやカートが散乱。その後の食事サービスも全てキャンセルになるなど、悲惨なフライトになってしまったようです。無事にクアラルンプールまで辿り着けたのが、せめてもの救いではありますが…
乱気流に遭遇した直後、乗客により撮影された機内の様子がTwitterにアップされています。A380は図体が大きい分、他の機材よりも乱気流に突入したときの揺れが幾分とマイルドな印象です。そんな機材を以てしても、ここまでの被害が出てしまうのですから、晴天乱気流は恐ろしいですね。
You dont know how grateful I am right now pic.twitter.com/dClBZDVl8r
— Shafiq Shahril (@ShafShahril) June 5, 2016
#BREAKING: Msia Airlines aircraft experiences turbulence, passengers and crew injured
https://t.co/kVgmdHI2vA pic.twitter.com/Pv8yJCCff1
— New Straits Times (@NST_Online) June 5, 2016
Pesawat MH01 dari London menuju ke KLIA mengalami gangguan akibat gegaran udara. — https://t.co/DL25gDC03s pic.twitter.com/aIWuFUkHTs
— Berita Harian (@bharianmy) June 5, 2016
晴天乱気流は事前の予知が困難だと言われています。乗客としてできる対策は
・極力通路を立ち歩かない
・用事は手短に済ませる
・着席時は睡眠中も含めて常にシートベルトを締める
くらいでしょうが、仮に万全に対策をしていたとしても、浮き上がったカートやポットが飛んできたらケガは免れないわけで…こういうフライトに当たらないよう、祈ることしかできません。
Youtubeにアップされているシビアタービュランス映像
いやー、見てるだけで手に汗握ってしまいます。なんとも恐ろしいですね…。
私は絶叫マシンが大の苦手。そのためか、飛行機にはさんざ乗りまくっていますが、未だに大揺れすると結構怖いです。墜ちるという恐怖というよりは、あの内臓が上の方にふわっと浮く感じが…着座姿勢の問題なのか、閉塞感のせいなのか、ファースト・ビジネスに座っているときは比較的マシな感じもしますが。
酔って逆噴射するようなことはないものの、快適なフライトのためには揺れないに越したことはありません。今年は幸いにして、まだ大揺れフライトはないのですが、果たして後半はどうなるものか。以前もらった航空神社のお守りを握りしめて、飛び続けます。