British Airways エアバスA380-800に乗る! — BA便4回搭乗用チケットを発券

BA_380

(画像出典:Airliners.net

British Airways Executive Club はワンワールドのマイレージプログラムとしては上級会員資格が獲得しやすいプログラムです。しかし、会員年度中にBritish Airways便に所定の回数搭乗しないと、いくらティアポイントを貯めてもいつまで経っても平会員のまま。そのままで会員年度を跨ぐと、非常に残念なことになってしまいます。

私の会員年度は10月上旬で一区切り。色々とあって延び延びになってしまっていたBA搭乗ですが、そろそろ刈り取らないと本当にヤバい!ということで、遅ればせながらバンコク発で World Travelers Plus(プレミアムエコノミー)利用の旅程を購入してみました。

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バンコク発券の British Airways

下記の記事でもとりあげましたが、British Airways のバンコク発運賃は、燃油サーチャージを取られるものの、設定自体は他の東南アジア各都市と比較して割安です。

元Marcoflyerはどこへ行く

British Airways Executive Clubユーザーの関心事と言えば、上級会員資格を得るために必要な「B…

同じ運賃ならば少しでも長く飛びたいのが飛行機好きの常。バンコク発の運賃はその点非常に融通が利くようにできています。残念ながら World Traveler(エコノミークラス)についてはLHR直行便以外を選ぶと著しく割高になってしまいますが、プレミアムエコノミー、ビジネス、ファーストクラスは、香港・クアラルンプール経由であっても運賃はほぼ同額です。

空港税は多少余計にかかりますが、少し遠回りできること、使用機材がアップグレードされること(バンコク線は3クラスのB777-200ERですが、香港線はA380-800、クアラルンプール線は最新のB787-9)を考慮すると、十分割に合うと言えるでしょう。

 

 

今回予約発券した航空券:バンコク発香港・ロンドン経由マドリード往復

BA-ticketing

今回は折角なので、往復香港経由、エアバスA380利用の旅程を組んでみました。

British Airways のエアバスA380が就航するアジア路線は、シンガポールと香港のみ。旧英領への路線だけあり、いずれの都市もその都市発の航空券を買うと高くて手が出しづらい感じです。

一方、バンコク発はバンコク=香港間のキャセイ便(プレミアムエコノミー/予約クラス-E)がくっついてくるにもかかわらず、香港発よりも割安。PY利用でこの料金ならありじゃん?と思えるような料金水準まで落ちてきます。

しかし、ba.comの予約画面はかなり気まぐれ。香港経由便は、日付によって出たり、出なかったりします。どうやら、バンコク香港間のCX便に丁度良くプレミアムエコノミーの設定がないと、香港経由の旅程を引っ張ってきてくれないようです。

ご存じの通り、キャセイパシフィック航空のアジアリージョナル路線におけるPY設定は不安定の極み。一部の便を除いては日替わり定食のような状態です。コールセンターに電話して予約を作れば、当該区間をエコノミーにダウングレード可能なのかもしれませんが、今回は試していません。

 

 

みどころ①:新しいワールドトラベラープラスに初搭乗

BA_380_WT+

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(画像出典:British Airways公式サイト

British AirwaysのA380、B787-8/9、B777-300ERはワールドトラベラープラスの新プロダクトを搭載。今回は往復この座席に座れる、かつ前後にキャセイのプレミアムエコノミーにも乗りますので、比較が捗りそうです。

British Airways Executive Club の非公式伝道師たるDRKに言わせれば「うーん、私は古い方のシートの方が好きだけど…レッグレストついてるしー」ということですが、果たして新シートの居住性は如何に。

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みどころ②:引退の進むB767-300ERにも搭乗

ナロウボディ機ばかりという印象の欧州リージョナル路線ですが、ロンドン=マドリード線にはセミ・ワイドボディのB767-300ERも投入されています。

BA_767_exterior

(画像出典:Airliners.net

この機材、徐々に引退が進んでいるため、遠くない将来に乗れなくなってしまいそうです。90年代丸出しのボロいインテリアの機材と、綺麗に改装された機材が混在するようで、どちらが来るかは運次第。

BA_767_interior

(画像出典:Airliners.net

いずれにせよ、レアな機材に乗れるのは飛行機好きにとって嬉しいものです。

 

 

この旅程で獲得できるティアポイントは?

バンコク=香港=ロンドン=マドリード往復旅程の場合

バンコク=香港(CX-E):片道25tp×2=50tp
香港=ロンドン(BA-T):片道90tp×2=180tp
ロンドン=マドリード(BA-K):片道10tpx2=20tp
往復合計:250tp

参考:バンコク=クアラルンプール=ロンドン=マドリード往復旅程の場合

バンコク=クアラルンプール(MH-B):片道20tp×2=40tp
香港=ロンドン(BA-T):片道100tp×2=200tp
ロンドン=マドリード(BA-K):片道10tpx2=20tp
往復合計:260tp

上記の通り、獲得できるティアポイントは往復で250tp。マレーシア航空のアジア内ビジネスクラス(往復360tp)と比較するとちょっと見劣りする感は否めませんが、今回のキモはBritish Airwaysに乗ることですので、目をつぶりましょう。

ちなみに、ロンドン=クアラルンプール線は区間マイルが6000マイルを超えますので、長距離区間で獲得できるティアポイントが10ポイント増えます。このため、トータルで獲得可能なティアポイントも香港経由と比較して若干多くなっています。

 

 

まとめ

割安にBritish Airwaysのプレミアムキャビンに乗りたいということであれば、現時点でのぶっちぎり優勝は韓国発券。往復ともに日本経由&途中降機OKですから、コストパフォーマンス・使い勝手ともに抜群です。従って、日本在住の方がBA海外発券をするにあたり、バンコク発券が選択肢に上がってくることはなかなかないでしょう。

一方で、BAのエアバスA380に低コストで乗りたい!ということであれば、バンコク発券の魅力は急上昇します。現存する全社のエアバスA380に乗るぞー!というような、ニッチな目標をお持ちの方にはオススメです(笑)

若干押した日程になってしまいましたが、これを以て目出度くBritish Airways Executive Club Goldを達成予定。短いようで長かった達成までの道のりでした。ワンワールド・エメラルドを獲得するのは初めてなので、この先が楽しみです。

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